「小紅書」を中国でのマーケティング戦略際の活用方法

マーケティング

 これから中国市場を開拓しようと考えていますが、どうやって中国の消費者とコミュニケーションを取ればいいかがわからないと、困っている日本企業に、改めて「小紅書」(以下はRedBookと言い)をオススメしたいと思います。今回のトピックスは、主に下記の内容をご紹介したいと考えています。

1、「RedBook」というプラットフォームの特徴を徹底公開

  ①ユーザー画像の分析

  ②「RedBook」のコンセプト

  ③「RedBook」というプラットフォームの新動向

2、日本企業にとって、中国でのブランド戦略を立てる際に、「RedBook」の活用方法

  ①自社商品の知名度・競合商品の把握ができる。

  ②ターゲットユーザーの好みを調査することができる。

  ③KOLKOCプロモーション記事により自社商品の知名度をアップ!

     RedBook」のライブ配信機能を利用し、直接に「淘宝」の販売も可能になった!

1、「RedBook」の特徴:

 中国の「インスタグラム+アマゾン」的な存在だと言われている「RedBook」、2013年創業時の海外化粧品を紹介するプラットフォームから、スタイリッシュなライフスタイルを、知的なコンテンツで、シェアする情報系SNSまで成長してきました。『REDBOOKアクティビティーユーザートレンドレポート』(20214月にQIAN-GUAデータhttp://www.qian-gua.comが発表)によりますと、2020年「RedBook」のアクティビティーユーザー数は1億人を突破して、年間の記事更新量は3億件で、毎日の記事露出量が100億回を達しています。18-34歳ユーザーは全体の83.31%を占めて、男女比率はほぼ19になっています。メインユーザーは、都市に在住するホワイトカラー層・ブルーカラー層・中高収入層・GenZ層と、育児に強いこだわりを持つママたちで、今の中国において、最も「経済力がある」「消費意欲が強い」「高品質生活を追求する」人々を網羅しています。

 「RedBookのコンセプトは、「私の生活に印をつける」ということで、記事に最も言及している商品のカテゴリーは、化粧品、食料品、ベビー・マタニティ用品、家具・インテリアなど、人々毎日の生活に不可欠のものばかりです。そしてKOLKOCUGCUser Generated Content)によって、完全に日常生活シーンに取り込んでいる様子を見せて、消費者に商品を知ってもらうと同時に、購買欲を刺激します。EC機能も付いているためワンクリックで購入までできるという「購買循環」がサイト内で完結できます。

 ここまで、すでにRedBookの強みが一目瞭然です。「中国の消費者が期待する日本商品のカテゴリーに完全にフィットしている、認知度が高くて便利なプラットホーム」ということで確かに良い選択肢になっていますが、今更オススメするという理由にしたらやはりまだ弱いですねと思っている方もきっといます。そこで今回注目してもらいたいのが知的コンテンツに対するスタンスです。

 今年RedBookは知識情報を提供するSNSと強調しました。背景に、政府がデジタルSNSに対する管理方針がありますが、もっと重要なのは、中国が「高いものを買う」時代から、「正しいものを買う」時代に移りつつあるからです。これから消費市場の主力軍になる90年代以降生まれる世代が、中国の経済成長期に生まれて、特に都会に育てられた人たちは、小さいごろから裕福な生活に恵みられたため、高価物を買って面子を立たせる重要が弱まって、その代わりに値段に関係なく、個性が強くて自分にふさわしいものを買う思考を持っている人が増えています。中国消費者が日本の商品を認めている最大な理由は品質が良いところです。これから究極を追及する時代になればなるほど、しっかりと科学的な根拠や理論的な説明の必要性が高くなっていくことが予測されます。

 「RedBookのような、トレンド最先端に立って、すでに「知的」コンテンツに着眼しているプラットホームを通して中国市場に情報を配信し続けることは、日本企業にとって、プロモーションの最高な媒体だと考えられる。

2、日本企業にとって、中国でのブランド戦略を立てる際に、「RedBook」の活用方法

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